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リンクの忘備録

Early Inscription of Andhradesa

 古代アーンドラ地方の刻文

 古代史研究者によるアーンドラ地方の刻文(碑文)資料集。文字はテルグ文字の祖先にあたるブラーフミー文字で、すでに丸まり始めている?! 当時テルグ語はまだ公的ステイタスを獲得しておらず、刻文の言語はインド・アーリア系のプラークリット語。英訳掲載。



 写真は1990年代にアマラーヴァティの博物館で撮影。同じく南インドのブラーフミー文字で書かれています。

 

 当時アマラーヴァティはあまりパッとしない村でしたが、かつては古代サータヴァーハナ(アーンドラ)朝の中心地のひとつで、仏教が大変栄えた場所。そういうこともあり、今回アーンドラ・プラデーシュ州の新州都になったわけです。

 

 ところで、イギリス統治時代、いわゆる「アマラーヴァティ美術」の遺物を山と積んでロンドン目指した船が結構沈没。水難を逃れたものが現在大英博物館にて特別待遇で展示されています。