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疫病退治のチャールミナール

 新型コロナウイルス・・・新型コロナ・・・コロナ・・・コレラ・・・ん? 

 

 歴史上猛威をふるった伝染病のひとつにコレラがあります。コレラはもともとガンジス川周辺の疫病でしたが、文明の進歩により各地に拡大しました。16世紀テルグ地域でも猛威をふるい多くの死者を出しましたが、やっとのことで収束。1591年、コレラ退治を記念して建設されたのがチャールミナールです。ハイダラーバード旧市街の中心にしてシンボル。四つの尖塔(チャールミナール)を持つ美しいイスラーム建築です。

 

 そんなことを急に思い出したので、わが家では今日から毎日チャールミナールに向かってコロナ撲滅を祈願することにしました。

 

 白黒のスケッチは、19世紀ころにイギリス人によるものです。またチャールミナールは有名なタバコのブランド名としても知られています。

 ちなみに、コレラは19世紀になるとヨーロッパに拡大し、恐ろしい被害を出しました。まだ近代医学が確立していなかった時代に、これが水を介して伝染することを突き止めたのが、現代疫学の創始者ジョン・スノーです。(参考図書:スティーヴン・ジョンソン『感染地図』

 

あれええっ! ジョン・スノーって、サーホーに一瞬だけ出てなかったっけ?! 一瞬しか出ないのに名前があるやつ!! 

 

 でも、きっと映画のは別のジョン・スノウからとったんでしょうけどね。なんだか妙な連想ゲームでした。